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エネルギーと「時短」の親密な関係とは?

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目次

 

こんにちは。

 

暖かくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

今回は、ちょっとマジメな話をしようかと思います。

 

 

エネルギーと料理

 

人間の脳は維持するために、多くのエネルギーを必要とします。

 

ヒトと同じくらいの哺乳類の多くは、脳の大きさがヒトの5分の1、

胃腸の長さは2倍あります。

ヒトは「大きな脳 小さな胃腸」を持っているということです。

 

では、ヒトとチンパンジーではどうでしょうか?

 

チンパンジーは1日6時間以上食べ物を噛んでいます。

 

ヒトはトータルで1時間強といったところでしょうか。

 

違いは簡単です。

 

ヒトは「料理」をしているからです。

 

食物をリスクなく、高い栄養価を吸収するためには、

叩いたり、刻んだり、すりつぶすなどの加工と

加熱をすれば、効率よく取り込むことができます。

 

「料理」はエネルギーを短い時間でとりこむことに成功したのです。

 

 

エネルギー革命は時短を加速する

 

人類にとって画期的なエネルギーの革命は産業革命でした。

 

蒸気機関によるエネルギー活用は、

紀元前後、古代アレクサンドリアの工学者・

数学者であったヘロンによって考案された

「ヘロンの蒸気機関」が始まりだとされています。

 

産業革命以降、エネルギーは効率よく取り出せるようになったのです。

 

エネルギー消費量が増大した結果、

仕事にかける時間は短縮しました。

 

エネルギーと時間にまつわる環境の変化は、

「時間短縮」に向け舵を切り、あくなき追求を始めることとなりました。

 

 

 

スマホ依存とエネルギーと現代社

 

なぜ、エネルギーを使い、同時に時間短縮したがるのでしょうか?

 

それは、スマートフォンの進化が物語っているように思えます。

 

スマートフォンは、固定電話に注ぐエネルギーを大幅に軽減しました。

 

しかし、便利になって解放されたかというと

そうではありません。

スマホ依存」というように、スマートフォンを扱うために

膨大なエネルギーを費やすようになりました。

 

メーカーもスピードが前機種よりも向上したことを

最初にうたい、私たちの時間短縮欲求を押さえます。

そして、アプリのデベロッパーは、ここに利用者が

エネルギーを集中投下させる仕組みをつくるのです。



 

時間の「早回し問題」

 

時間の早回しの欲求は人間が持つ本能のようなものです。

 

すぐ買いたい、すぐ見たい、すぐ使いたい。

 

急いだ先にあるものは何でしょうか?

 

早回しの消費が、近頃の物価高騰にも

一役も二役も買っていることを理解しなければならないのです。

 

この急ぐ「エネルギー」は本当に必要かどうか、

心の声に耳を傾けてはいかがでしょうか。

 

本コラムが、皆様のお役に立てれば幸いです。