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全国に広がる「義務教育学校」ってなに?日本もどんどん変化

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目次

 

こんにちは。

 

春は出会いと別れの季節。

新しい職場や学校、また、仲良くしていた人との

別れなどもあったかもしれません。

花粉症で苦しんでいる人も年々増えていると

聞きます・・・。

 

さて、今回は、ちょっと小耳に挟み、

おもしろいなと思った「義務教育学校」に

ついて、お話したいと思います。

 

 

義務教育学校とは、何でしょうか?

 

義務教育学校は、2016年に制度化された

学校教育制度で、小学校から中学校までの

9年間の義務教育を一貫して行います。

2021年度は、昨年度より25校増えて

151校(国立5校、公立145校、私立1校)となりました。

 

 

義務教育学校の3つのメリット

 

まずは3つのメリットについて見てみましょう。

 

生徒の連続性や系統性を意識した教育が可能

9年間にわたるシームレスな教育目標の設定を実現しました。

 

精神的な発達や社会性の育成

9つの学年の交流が活発になり、

多様性を重んじる人間の育成を促進します。

 

「中1ギャップ」の低減

一般の義務教育では小学校から中学校へ

変わるときに、成績が落ちたり不登校になる生徒が

見受けられます。

この「中1ギャップ」の低減効果があります。

 



 

義務教育学校の3つのデメリット

 

次に3つのデメリットについて触れておきます。

 

中高一貫校との整合性が取りにくい

中高一貫教育が盛んな地域では、中学から

高校への接続が重視されるので、義務教育学校の特性が生かせません。

 

・リーダーシップや自主性を養う機会の減少

義務教育学校での5、6年生は、学校生活9年間の

中間の学年となるので、リーダーシップや自主性の

発達が弱くなる傾向にあります。

 

・小学校卒業の達成感・中学校の新鮮味がない

6年生から7年生に変わる際の区切りがないため、

達成感や驚きといった新鮮味が薄さが弱点です。

 

 

「パーパスモデル」を義務教育学校に取り入れるとおもしろいかも

義務教育学校は、子ども・保護者・地域・企業など

すべての人が未来に向かってより良い教育を

共創していくところに魅力があります。

 

そこで「パーパスモデル」という、

多様なステークホルダーと活動するための

「目的を中心とした共創プロジェクトの設計図」の作成を

してみるとおもしろいかと思います。

 

実践するときは、次のようなことを考えると

いいでしょう。

 

  • 誰が共創パートナーかしっかり意識できているか?
  • 異なる属性のステークホルダーと一緒に取り組んでいるか?
  • 巻き込む相手にインセンティブをつくることができているか?

 

これらは『パーパスモデル 人を巻き込む共創のつくりかた』

で詳しく紹介されています。

 

いかがでしたでしょうか。

 

皆様のお役に立てれば幸いです。