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こんにちは。
今年も、暑い夏が来ました。
早くも台風が来たり、
いつも通りの異常気象という
感じですね。
さて、今回は、世界情勢について。
聞いたことのある方も多いシンギュラリティについて
お話しようと思います。
シンギュラリティは来るの?来ないの?
「シンギュラリティ」はちょっと前に科学者の間で騒がれていた単語です。
シンギュラリティとは、人間の知能をAI(人工知能)が
追い越してしまう瞬間のことを指し、
「技術的特異点」といわれています。
人工知能の研究者たちは、シンギュラリティが来る、
あるいは来ないという2つの意見で分断がありました。
シンギュラリティは来る!カールツワイスの主張
アメリカの発明家、レイ・カールツワイスは、
2005年に発表した著書
『シンギュラリティは近い 人類が生命を超越するとき』
で、人工知能が人類を超えることを宣言しました。
この本に端を発したシンギュラリティは、
またたく間に科学者たちに影響を与え、
スティーヴン・ホーキング博士も
「人工知能の開発は人類の終焉につながるかもしれない」
という警鐘的な発言をしていました。
世界中の科学者たちは未来を怖れ、
さまざまな解決策や対策に向けて取り組んでいったのです。
シンギュラリティは絶対来ません!新井紀子先生の主張
一方、シンギュラリティは来ない、
と力説しているのが日本の新井紀子先生です。
新井先生は、人工知能プロジェクト
「ロボットは東大に入れるか」
でプロジェクトリーダーを務めた方です。
教育分野に従事している人なら「東ロボくん」といえば、
つい先日までお馴染みのトピックスでした。
東ロボくんは、MARCHには合格レベルに達したけれど、
東大に合格するにはほど遠かったという結果に至っています。
結論として、AIには限界点があることを証明することになりました。
私たちの生活にはAIではなく「AI技術」が浸透している
「AIは生活を便利にしている」
こんな風に日頃から思っている人は要注意かもしれません。
確かに、AIは私たちの身近な日常に馴染んできました。
NHK総合テレビの朝のニュースワイド番組
「おはよう日本」のなかで、AIがニュースを読み上げるコーナーがあります。
実に流暢で、生身の人間と区別がつけられないほど自然な日本語です。
iPhoneに搭載されているSiriに「今日の予定を教えて」と
話しかけると、きちんと今日のするべきスケジュールを答えてくれます。
しかし、これらはあくまでも「AI技術」であって、AIそのものではありません。
まだ、真の意味でAIと呼べるものは誕生していないことをしっかりと認識する必要があります。
いかがでしたでしょうか。
皆様のお役に立てれば幸いです。