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こんにちは。
寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
気候変動や都市の発展にともない、地球の状態を正確に把握することが急務となっています。
この問題に対する答えの1つが「リモートセンシング」です。
リモートセンシングとは何か?
リモートセンシングとは、地球や他の物体の情報を遠隔操作で収集する技術のことです。
主に人工衛星や航空機からの観測データを利用します。
歴史を振り返ると、古代の探検家が高い場所から地形を観察することからはじまり、現代では高度な技術を持つ人工衛星が宇宙から地球を観測しています。
リモートセンシングは、科学技術の発展とともに急速に進んだ技術なのです。
リモートセンシングの現在
近年のリモートセンシング技術は非常に高度化しています。
人工衛星のセンサー技術は、さまざまな波長の光を捉えることができ、それによって地表の温度や植生の状態など、多岐にわたる情報を取得することが可能です。
この技術は、気候変動のモニタリングや都市計画など、さまざまな分野で研究が進められています。
特に農業において、農業工学・農業気象・作物学と、1985年から研究が進み、幅広く技術が利用されているのです。
リモートセンシングはJAXAがリードをとる
リモートセンシングに力をいれているのがJAXA(ジャクサ:宇宙航空研究開発機構)です。
2023年8月22日に、アメリカNASAケネディ宇宙センターで開催されたISS多数者間調整会合 (MCB)でも、日本は引けを取っていません。
この会合では、リモートセンシングには欠かせない、2025年以降の国際宇宙ステーション(ISS)の運用延長に関する議論が行われました。
ちなみに、参加国は日本をはじめ、カナダ、ヨーロッパ、ロシア、アメリカで、将来の宇宙探査に向けた研究や技術実証、ISSの役割と活用方法について議論しています。
リモートセンシングの未来予想図
リモートセンシングは、さらなる技術の進化とともに、将来の生活に多大な影響をもたらすことが予想されます。
最近の異常気象をリアルタイムでモニタリングすることにより、早期の対策を講じることが次第に実現可能となってくるはずです。
また、都市の発展や環境の変化を予測し、より持続可能な社会を築く手助けとなることも期待されています。
リモートセンシングは、地球の変化を正確に捉え、未来の課題に対応するための強力なツールとなのです。
地球という共通の家を守るため、私たち一人ひとりが情報を活用し、行動することの重要性を心に留める。
そうすることで明るい未来予想図が描けるのではないでしょうか。
本コラムが皆様のお役に立てれば、幸いです。