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結構しぶとい?ロシア経済の最新事情

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目次

 

 

こんにちは。

世間は、もうすぐ始まるサッカーW杯など

盛り上がってきていますが、

世界情勢はいかがでしょうか。

今回は、真面目にロシア経済について、

お話したいと思います。

 

 

ロシアへの経済制裁の効果はどうだったか?

ロシアがウクライナ侵攻してから約9か月が経ちました。

 

欧米諸国やNATO北大西洋条約機構)加盟国、

そして日本は、制裁措置として金融制裁を実施し続けています。

 

今、その影響はどのようになっているのでしょうか?

 

侵攻から2か月ぐらいは効果があったが、

今はそうでもない、という報道を見かけるようになりました。

 

これを結論づけるには時期尚早かもしれません。

 

 

ロシア国内の生活実態

 

ロシア国民の生活はどのように変化したのでしょうか?

 

プーチン大統領は、国民の戦争への抵抗・

反感・反発による「引きずり降ろし」への

世論の流れを避けるため、

「いつもと変わらない平穏な日常」を送るよう、

メッセージを発しています。

 

実際に現在のモスクワ市民は、

戦時下であることを感じない、

ごく普通の日常を送っています。

 

モスクワ市民へのインタビューで、

「電動スクーターに乗ってラズベリー

フラペチーノを飲んでいるチャラい奴がいる」

とコメントした人が、何気に不思議に思えました。

 

 

国民意識を支える「土壌信仰」

 

ロシア作家・ドストエフスキーの『罪と罰』に

こんなシーンがあります。

 

主人公・ラスコーリニコフが高利貸しの老婆と

その義妹を殺した後、娼婦ソーニャに罪を告白します。

そのとき、ソーニャはラスコーリニコフ

次のようなセリフを口にします。

 

「ひざまずいて、あなたがけがした大地に接吻しなさい」

 

ロシアの土に生きる者は、階級・出自・信仰など

一切関係なく、みな大地の子で等しくロシア人である、

という思想が根底にあることを裏付けています。

 

かつてロシア社会は「ミール」という農村共同体で構成されていました。

土地の私有という概念はありません。

 

時代とともに、西欧的資本主義が各国で勢力を

伸ばしていきましたが、ロシアは「耐える」ことを持続しています。

この「耐える」ロシア国民の特性の一つが

土壌信仰となり、人々の精神に根付いたのです。



 

ロシア経済は今後どう変わる?

 

今後、ロシア経済は深刻なダメージを

受けていくはずです。

 

「耐える」国民の性質が、平和に見える

モスクワ市民の態度にあらわれています。

 

私たちは「リアルな戦争」というショックの

あまり、正しく多面的・多層的にロシアを

見ていないのかもしれません。

 

ぜひ、長尺で語られる信頼できるメディアを通し、

ロシアとウクライナ、その周辺国の関係について、

知ってみてはいかがでしょうか。